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SXOって何?2020年からSEOよりも重要視される理由も!

SXOって何?2020年からSEOよりも重要視される理由も!
今の時代、人類の未来の行く先を決めているのは各国の政府ではなく、GoogleのSEO・いわゆる検索エンジンなのかもしれない。

例えば世界各国のGoogle検索欄に「人類・問題」と入れる。

そこで気候危機や格差拡大への警鐘を鳴らすサイトばかりが上位10件に表示されれば、人類の未来は明るい方向に向かうだろう。

しかし都合のいいデータフェイクニュースを利用してこの問題を打ち消すサイトばかりが表示されれば、人類の滅亡は早まることになるはずだ。

 

私たちは普段の生活でもGoogleのSEOに多くを頼っている。

外食・旅行・DIYから失恋や法律的なトラブルにいたるまで。

Google検索によって私たちは知らず知らずどこかへ導かれているのだ。

 

そのGoogleのSEOが2020年を経てSXOという概念に変わろうとしている。

それが一体、何を意味するのか。

私たちの暮らしはどのように変わり、SXOの先には何があるのか・・・勝手気ままに考えてみたい。

SXOはより人間的な検索システムのこと

GoogleのSEO・検索エンジンは今、じょじょにSXO・つまりSearch Experience Optimization(検索体験の最適化)の方向に移行している。

Googleの最たる社訓は「ユーザーにとって本当に有益なコンテンツを提供する」であり、これに則りSXOはSEOに比べより有益な情報提供をするものだ。

 

ではどのように変わるのか。

簡単にいえばSXOはSEOよりも人間的な検索システムになるということ。

SXOはAIをベースにしており、読解力・思考力・想像力を持つようになる。

つまり人である検索ユーザーの気持ちを読んで良質な情報を抽出し、さらに読む上での快適さが加わるサイトを紹介しようとするのだ。

 

例えば「クロスバイク・違い」とSEOに入れただけで、上位10件にはクロスバイクとママチャリなどの普通の自転車、またロードバイクなどの本格派の自転車とどう違うのかということを説明するサイトが並ぶ。

これはSEOがすでに人間並みに検索ユーザーの気持ちを深く読み取っていることを示している。だが、まだ充分ではない。

検索上位表示対策自体を無効にするSXOの新時代

SXOって何?2020年からSEOよりも重要視される理由も!1
Google・SEOの元では上位10件の中に有益なサイトがあっても、商品購入をやたらプッシュするECサイトも紛れている。

意味不明に重たいサイトや、なぜ上位なの?という謎のサイトも1つか2つはふくまれる。

こういうものはコンテンツを磨くよりもSEO対策に精を出している営利的で貪欲なサイトである。

そのためSXOが叫ばれるようになると、企業のSEO対策がSXO対策に変わるともいわれている。

しかしこれは的外れな解釈だ。

なぜならSXOの技術が本物になれば、上位検索されるための対策自体が無意味・無効になるからだ。

SXOとは人間並みに情報を読み取り、人により快適な検索体験を促すものなのだ。

SXOの登場により、Googleの検索技術と裏技をつく営利企業との対決は終わるはずである。

 

私はこの記事を書くに当たって「クエリ」という言葉をリサーチした。

すると検索トップにIT用語辞典専門のすばらしいサイトが出てきた。

リンクはこちら

https://wa3.i-3-i.info/word11290.html

このサイトでは主に検索ワードを示すクエリという概念をユーモラスなイラストを使って分かりやすく解説している。

私にとってこれは本当に可笑しくて快適な検索体験だった。

これは今もうすでにGoogle検索がSEOからSXOに移行しつつあることを示す一例にもなるだろう。

SXOが果たすネット世界の大いなる民主化

SXOって何?2020年からSEOよりも重要視される理由も!2
SXOが本物になれば有益で正確、かつ愉快な検索体験ができるサイトばかりが上位10件に並ぶようになるだろう。

これはネット世界の大いなる民主化ともいえる。

読む人の気持ちに寄り添った上で、ひたすら良いコンテンツ情報を提供しようとする人ばかりが正当に評価されるようになるからだ。

 

今はまだそういう人たちよりも、大企業などの組織力やSEO対策に特化したビジネス戦略を持った人たちの方がGoogleを支配している。

現実においてはなおさらだ。

日本のJポップでも、大きなレコード会社や事務所に所属しているか、巧妙なマーケティング戦略にバックアップされたアーティストばかりが主流になっている。

もちろん中には本物もいる。Radwimps・米津玄師・あいみょん・King Knuといった面々だ。

彼らはJポップの主流を超え、売り上げ・評価共にその最高峰に達している。

それでも彼らは皆、レコード会社やマーケティングに支えられた存在でもある。

ただいい音楽を提供していただけだったならば、ずっと闇に埋もれていたのである。

 

しかしGoogleのSXOの進化で、まずはネットの世界から良いものが良いと当たり前の評価が下るようになれば現実も変わるだろう。

TVでも最近は人気YouTuberがよく登場するようになった。

彼らの多くは大半のタレントのように事務所の力ではなく、その個性や影響力が買われてTVに呼ばれている。

ネットの民主化がすでに現実の様相も変えてきているのだ。

SXOの先にある個性化されたAI型コンピューター

SXOって何?2020年からSEOよりも重要視される理由も!3
GoogleのSXOにはまだ先がある。

それはいわば検索パーソナリティ・検索システムの個性化である。

つまり検索システムがよりAI化し、ユーザーと個人的な関係が結べるようになることだ。

例えば日曜の朝にPCを起動し、「何かいい休日の過ごし方ない?」と問う。

すると、ただそれだけの言葉でその人にあったおすすめ記事が出るような検索システムのことである。

これはamazonによる生活補助AIアプリ・アレクサにも似ている。

 

こうなれば人はその検索エンジンに各々のお気に入りの名前をつけて友達づきあいを始めるようになるだろう。

スパイク・ジョーンズの2013年の映画『Her』では、今年2020年のアカデミー賞主演男優賞を獲ったホワキン・フェニックス演じる男がそういう近未来の世界を生きていた。

彼はコンピューターの基礎システム・個性化されたAI型OS「サマンサ」に恋をする。

しかし最後にはあまりに非情な現実を突きつけられることになる。

こうなればSEOの害などよりも遥かに大きな問題に発展するだろう。

だが、少なくともSXOレベルの進化であれば人類にとってウエルカム

その技術革新は人類の未来をまちがいなくより良い方向に導く力になるだろう。

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