近年、被災地で悪徳な詐欺や商法が増えていますね。
つい、先日、千葉でもビニールシートの高額詐欺がありました。
個人的にも千葉県には仕事や散歩などの思い出があり、すごく好きな土地です。
そんな好きな土地で毎回報道される復旧されなライフラインに悩まされる報道には毎回色々な思いがこみ上げてきます。
特に、今は昼のワイドショーなどでも騒がれている被災地で横行する詐欺はひどいです!
人の弱みにつけ込む人間も世の中にはたくさんいますが、 まさか被災者のように本当に弱っている人にもつけ込める人間がいることに驚いたのではないでしょうか?
そこで、今回の記事では、
○何故被災地で、詐欺が起きるのか
○詐欺師は何故被災地を狙うのか
上記の2点の問題点について記事にまとめてみました。
そして悪徳詐欺から身を守る方法を考えていきたいと思います。
ぜひ、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
被災地で急増する詐欺被害の3つの事例
先日、千葉を襲った豪雨災害。
ご自宅の屋根が吹き飛ばされた方も多いようですが、 そんな中、「屋根を修理します」「無料で修理しています」といった電話が急増しました。
事例1
ある60代の女性は、台風で屋根が一部壊れ、そこから雨漏りが発生し、雨が家の中に入ってきたので、慌てて手元にあったチラシの事業者に電話して来てもらったところ、後に高額な請求をされたそうです。
これは最近連日ワイドショーで報道しているので、ご存知の方も多い事例だと思います。
マーケティング的にチラシの効果が高い事は事実ですが、これほど信用を無くす営業は滅多に思いつきませんし、強引さが詐欺と同義とみなされましたね。
事例2
次は被災地を支援しようとされる方に電話して騙そうとするケースもあります。
とある70代の女性のもとに、大手企業を名乗る男から電話があり、
「あなたに老人ホームの入居権が当たったので、その権利を被災者に譲ってほしい。あなたの名義でしか買えないから300万立て替えて申し込んでくれませんか?」
そういわれ300万を受け取りに来た男に渡してしまったそうです。
すると、今度は金融庁を名乗る男から 「
名義貸しは犯罪です。懲役刑を回避するためには2000万必要になります」
と電話があったというケースがありました。
被災者を支援したいという気持ちを踏みにじる犯罪ですが、弱っている人をターゲットにするんじゃなくて、弱っている人を助けたい心理を逆手に取る卑劣な詐欺事例として、少しでも被災者を助けたいと願う気持ちのある人は知っておくべき事例です。
事例3
最後は2011年に起きた東日本大震災のケースです。
不安を煽るチェーンメールや、義援金詐欺が多く発生しました。
数多くの方が高額なお金をだまし取られるというケースもあります。
僕の元にも、「東日本大震災の義援金を集めています。ご協力ください」と大手団体名を名乗るメールが送られてきたことがあります。
しかし、よく見ると送信アドレスがフリーメールだったり携帯アドレスだったり、銀行口座が存在しなかったりと怪しい点がたくさんありました。
被災した人の弱みに漬け込んだり、困っている人の気持ちを利用したり、被災した人を助けたいという気持ちに漬け込む、とても悲しい手口ですね。
詐欺師は何故、被災地で詐欺を行うのか
それは「騙しやすい」からと僕は考えます。
とても悲しい話なのですが、災害で被害に遭われた方は、冷静な判断ができない方も多いと思います。
なぜなら災害の影響による疲れや精神的ストレスなど数多くの要因があげられます。
そんな状態の中で、「無料で修理します」などどいった誘惑の電話があると、人は有難く感じてしまうのです。
つまり普段から警戒心が強く、詐欺に引っかからないような人でも被災されたときには、詐欺に引っかかりやすくなってしまう傾向があります。
だから詐欺師はそれを狙い、その弱点をついて騙そうとするのかもしれません。
さらに言えば被災地に詐欺師が紛れていても、分からない点や、高齢者の一人暮らしも急増していることも詐欺が増える要因になってしまっているのかもしれません。
詐欺への対策や予防はあるのか?
電話がもしもかかってきたら、一度誰かに相談することが必要です。
被災しているときには、どうしても判断力がいつもより鈍っています。
だからこそ周りの人に相談することがとても大事です。
そして何かちょっとでも異変や疑問を感じた時はすぐに警察や消費者ホットラインに電話すること! これが一番効果的ですし、大事だと思います。
さらにボランティアスタッフの方は防災無線や巡回車で呼びかけを行うことも効果的です。
千葉の豪雨災害で被災地に詐欺が?被災地で起こる詐欺の事例や防ぎ方のまとめ
被災地での詐欺や犯罪は決して少なくなりませんし、災害が起きるたびにニュースになるほど詐欺や犯罪が横行しているのが現状です。
ですがそんな時こそ、被災された方は周りを頼ってほしいと思います。
さらに被災地に支援でいかれる方は、ご高齢の方に不審な電話が来ていないかなどの確認の声掛けも大事な心配りになります。
被災された方、その家族や親族、周りの方、被災ボランティアの方、支援したいと思っている方、ニュースで災害を知る方、一人一人が出来る役割が必ずあると思います。
詐欺や犯罪に対して一番の予防策は、皆が手を取り合うことだと思います。
正直、きれいごとに聞こえると思いますが、実際に被災した時はそんなきれいごとを実践できるかどうかで自分や身の回りの人がさらなる被害・損害を防ぐことが出来ると思えば、誰かと手を取り合うことの意義を見いだせるはずです。
つまり、誰かを一人にさせないことが大切な心持ちになります。
今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました。
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