話が長くて結局何が言いたいのかよくわからない。
話しているうちに何が言いたいのか自分でもよくわからなくなってくる。
せっかく一生懸命説明したのに、相手の記憶に話の内容が残らない。
もっとわかりやすく説明する力を身に着けたい。
そんな悩みを持っている方は、年齢を問わず多いのではないでしょうか。
そこで今回ご紹介するのが、PREP法(ぷれっぷほう)というものです。
PREP法とは文章の構成の方法で、これを理解して意識するだけでも話す内容のわかりやすさや伝わりやすさは一段と変わります。
きっと役に立つテクニックですので、ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
PREP法のPREPとは何の頭文字?
PERP法とは文章構成の1つで、ビジネスの場面などで多く用いられます。
P→Point:結論
R→Reason:理由
E→Example:具体例
P→Point:結論を繰り返す
の頭文字を取ってPREP法と言い、文字通りの順番に
まず結論(P)を述べる→その理由(R)を説明する→具体例(E)を出してよりイメージを深める→結論(P)を繰り返す
という構成で文章を組み立てます。
PREP法でポイントとなっているのが、最初に結論を述べるというところです。
人は話が始まったとき、開始直後の30秒が最も集中して聞いているタイミングであると考えられています。
その瞬間を狙ってまず結論を伝えることで、一番伝えたいことを相手に印象づけることができるのです。
また、最初に結論を話すことでこれから聞かされることが何の話なのかわかりやすくなり、その後の話のイメージがしやすくなり理解力も上がり、説得力が増します。
PREP法を用いることで物事を簡潔に伝えることができるため、たとえば仕事の場では説明に長い時間をかける必要もなく効率もアップできるでしょうし、
内容がわかりやすくまとめられているため伝達ミスを防ぐことにもつながります。
PREP法を習得する上で意識するポイント!
PREP法を意識していないと、自分の話に対して相手は何を言いたいのかわからないと思われてしまいます。
たとえば、あなたは誰かに「A」というアイテムが便利だと教えたい。
その時に、下のような順番で話をしたとします。
[こんな困ったことがあった→これを使うととても便利で悩みも解決できる→だからこれがおすすめだ]
そうすると聞き手は結論が何なのかわからないため、ただ悩み相談を聞かされているのか愚痴を聞かされているのかわからないまま、話を聞き進めていかなければなりません。
そして、話を聞くことへの集中力が切れたころに結論が述べられるため、結局Aが便利ということは相手の印象に残りにくくなるのです。
これをPREP法に当てはめると、
<div class=”simple-box1″><p>[「A」というアイテムがとても便利でおすすめ→なぜならこんなことができる→実はこの前こんな困ったことがあった。そんなときにも「A」を使ったら一発で解決できた→だから「A」というアイテムはとても便利でおすすめ]</p></div>
となります。
そうすると、まず「A」というアイテムの話をされるので、それがどういうアイテムなのか聞き手は興味を持ちます。
そこで早速、どんなことができるアイテムなのか説明されるため「A」についての情報が印象付きます。
さらにそこから例を説明されることで、具体的にどういった場面で「A」が使えるのか、よりイメージを膨らませて理解することができます。
最後に結論を繰り返すことで伝えたいことを改めて強調することができ、聞き手も納得する気持ちが深まります。
このPREP法を用いれば、相手に伝えたいことを簡潔にわかりやすく伝えることができますが、それだけでなく自分自身にとっても1番伝えたいことは何なのか整理してピックアップできるというメリットがあります。
文章構成などを何も考えていないと、話しているうちに説明が長くなり結局何が言いたいのか自分でもわからなくなってしまうことってありますよね。
1番伝えたいことが定まらず分散しているせいで、話のまとまりが悪くなり相手に伝わりにくくなるということは意外によくあります。
PREP法を習得するためには、まず“PREP”の構成に合わせた内容をそれぞれ考える必要があり、今回の話で自分が1番伝えたいことは何なのかを明確にしなければなりません。
PREP法を知っていることで相手に伝えたいこと簡潔に話せて、かつ印象付けることができ、さらに自分自身の考えや情報をまとめることもできるのです。
PREP法をうまく利用するためには、まず慣れないうちは紙にメモをして目に見える形で構成を作るのがおすすめです。
紙に「P」「R」「E」「P」を書き、それぞれの項目を埋めていくという形です。
最初から頭の中だけで考えながら話そうとすると、理由の説明が長くなりすぎたり、具体例で用いるエピソードの話がまとまっていなかったり、
PREP法のメリットをうまく活かしきれなくなってしまうことがあります。
紙に書いて、目に見て自分で整理することで、結論を常にしっかり意識しながら文章構成を組み立てることができます。
それにより、「R」の項目として話す理由は本当にこの内容でよいか、この具体例は本当に一番適しているものかどうかなどをしっかり精査することができ、
話全体を通してだけでなくそれぞれの項目1つ1つの話もわかりやすく伝えることができますのでぜひ一度試してみてくださいね!
PREP(ぷれっぷ)法って何?学ぶべきポイントや実際に使う際の注意点を解説!のまとめ
自分が伝えたい結論と、その理由、そして裏付け。
話すことに必要な当然の要素のようにも感じますが、意外にこれらの素材がうまく集められていない人も多いと感じることってありませんか?
また話す順序を少し変えるだけでも話の聞きやすさは劇的に変わります。
自分のコミュニケーション能力に不安のある方は、ぜひこのPREP法を意識してみてはいかがでしょうか。
「君の話は簡潔でわかりやすい上に説得力がある」
なんて褒められたら、とても嬉しいですよね!
文章を書くことが苦手な人。
苦手だけど文章を書いてみたいという気持ちがある人。
そんな苦手意識のせいで文章から距離を置いてしまいそうな時に、ぜひ今回の記事を何度か読み返していただければきっと、文章に対する苦手意識は軽くなります。
また、今回の記事を読んでも理解しづらいなと思うことがあれば、
ぜひお声掛けください!
PREP法の使い方や、文章に対する苦手意識を改善するためにできることを一緒に考えさせていただきます^^
今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました。
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