コピーライティングを真剣に学ぼうと考えたら、
文章術に行き着くのは自然な流れだと思います。
ですが、文章術という捉え方に固執してしまって、
狭い考え方をしていると
自然とコピーライティングを学ぶ上で、
大きな足かせになってしまうこともあります。
以前の僕もそうでしたが、
コピーライティングの重要性を知れば知るほど
自分に課す負担や苦手意識が強くなるものです。
その気持ちの不安定さが
コピーライティングを学ぶことから
距離を置いてしまったり、
フェードアウト気味に
コピーライティングの勉強そのものを
やめてしまう人も多いです。
勉強をやめるというよりも諦めてしまう感じです。
文章術や言葉のテクニックなど勝手に学習難易度を上げたり
したことってありませんか?
なぜ、やめてしまうのかと言ったら、
コピーライティングは文章術と捉えて、
今の自分に足りないところばかりに意識が行くからです。
真面目な人であればあるほど、
勉強すればするほど、苦手意識を持ち
「自分にはできない」という結論にたどり着きやすいんです。
そこで、考え方をより柔軟に持てるように意識すると良いです。
コピーライティングは文章術と考えるよりも、
コミュニケーションという学問だと考えてみてください。
つまり、
小説家のような豊かな表現力が使えなくても、
論文のような啓蒙的な文章が書けなくても、
国語の成績が悪くて文章に自信がなくったって
コピーライティングは
コミュニケーション能力を意識すれば、
今よりも確実に磨く事ができます!
コミュニケーション能力とは、
文章を書く際に意識するべきことは、
モニターの向こう側にいる相手に、
オフラインであっても目の前にいる相手に…
あなたが伝えたいことや、
感じていることだけでなく、
相手にとっての価値観などを正確に伝える能力です。
相手にとっての価値観を伝える具体例
価値観を伝えるというと、
文章を書く側である僕やあなたの価値観を伝えるのかな?
と思われますが、相手にとっての価値観を意識してください。
コピーライティングと言うと、
真っ先に自分の価値観を伝えることを考えますし、
それを教育という表現で相手に伝えるのも効果的ですが、
コミュニケーションを意識した文章を書くなら、
相手にとっての価値観を意識した書き方も覚えると
文章に魅力がでます。
では、どのように相手の価値観を意識するのか?
という具体例ですが、
僕はマーケティングや文章の情報発信をするまで
すっとラーメンブログを書いていたので、
飲食系で相手に伝わりやすい文章を例にしますね。
まず、自分だけの価値観で物事を伝えるのなら、
「すごく美味しいラーメン屋を見つけたから食べに行ってみたら?」
と伝えても、相手の反応は「いいね、行けたら行ってみるよ」
という返事が返ってくるんじゃないかと思います。
シンプルに伝えたいことを言うのも、
相手との関係がすごく深く、
信頼があれば行動してくれるかもしれませんが、
やはり「行けたら行くね」という
あてにならない返事の王様や社交辞令の返事が
返ってくると考えて良いんじゃないかと思います。
では、より相手に対して、
自分のオススメのお店を紹介したいならどうするべきか?
僕ならこのように誘います。
「すごく面白いラーメン屋さんを見つけたんだよ!
君もよく行くあのお店で修行した感じの良かった店主が、新しいスープを作ったって!
天草大王って鶏の出汁と蛤の出汁に果物の果汁も使ってるんだって!
オープンして間もないから行列も少ないし、良かったら一緒に行こうよ^^」
シンプルに「美味しいラーメン屋見つけたよ」って
伝えるよりも、このように工夫した方が魅力が伝わりませんか?
とにかく相手の価値観を意識してラーメン店へ誘いました。
どのようなことを意識したのかと言うと、
①美味しさよりも面白さに惹かれるという
相手の価値観を想定して声をかけました。
なぜなら、今のラーメン屋さんは正直、
どこで食べても美味しいです!
色々なお店を巡りましたが、
まずいラーメン屋さんのほうが少ないです。
なので美味しさという当たり前以上に、
面白さという付加価値を伝えました。
②「君もよく行くあのお店」という相手の好みを
前提にした誘い方をしています。
僕は基本的に友人の好みのラーメン屋さんや味を聴くが大好きです。
なので、相手の価値観は絶対に提案には折り込みます。
③「感じの良い店主」というキーワードにも意味はあります。
先程もお伝えしたように、今のラーメン屋さんはどこも美味しいです。
優劣の差は何気に接客やお店の雰囲気などの付加価値が大切!
なので、そこも意識して伝えます。
④情報の肉付けを徹底しました。
はっきり言って、美味しいラーメンって言われてもピンときません。
なので、スープの出汁の具材をより詳しく伝えました。
ブランド鶏と蛤の旨味や果物という果汁という意外性は
あなたも食べてみたいと思いませんでしたか?
⑤行列も少ないという誘う相手への時間の配慮も入れています。
正直、ラーメンは美味しいけれど、並んでまで食べたくない。
自分の時間を無駄にしたくないという気持ちは誰にだってあります。
その相手の当然持っているであろう価値観の先読みも意識してください。
自分持っている時間を大切にしたいという価値観は誰にだって
あてはまりますよね?
⑥ダメ押しに「良かったら一緒に行こうよ^^」
これは諸刃の剣にもなりかねませんが、
最低限「思えも来んのかよ!」と
拒絶されない関係性がある前提で(汗)
ですが、誘ってくれた本人も同行してくれて
一緒に時間を作ってくれるなら行っても良いかな?
と思ってくもらえるケースも多いです。
実際、ラーメン好きの僕にとっては、
興味あるラーメンのプレゼンの最後に
「一緒に行こうよ」と言われたら、「ぜひ!」と返事させていただいています。
長い具体例になりましたが、噛み砕いてお伝えしたので、
もしも気にある方をどこかへ誘う際にはお役に立てると思います。
ちなみに、最後の顔文字「^^」はメールを意識して
非言語的ですが、相手にこちらの感情を伝えるのには
非常に便利なので添えました。
カジュアルな文章にはキーボードを二回パンチするだけで
笑顔を伝えられる「^^」という顔文字は何気に便利です。
これって普段の生活でもやっていませんか?
コピーライティングは文章術ではなくて、
コミュニケーション能力だとお伝えしましたが、
このように、コミュニケーションだと考えたら
文章が苦手だからコピーライティングは難しいって
考え方が少しだけ薄れませんか?
普段から相手のことに興味を持って、
相手に楽しんでもらいたいとか、喜んでもらいたい!
って意識を文章にすれば良いだけです。
だから、誰にでも身につきますし、
すでに身についているのに、コピーライティングは
とても難しいものだと思い込んでいるだけかもしれません。
学生時代は国語が苦手だったし、
成績も悪かったとしても、コミュニケーション能力や
相手の価値観を大切にする気持ちがあれば関係ないです。
ぜひ、コピーライティングは文章術という一面だけにとらわれず、
コミュニケーション能力を意識すれば相手に伝わる文章が書ける
ということを意識してもらえると嬉しいです。
今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございます。
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