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アドフラウド対策とは?事例と不正広告と呼ばれる理由をわかりやすく

アドフラウド対策とは?事例と不正広告と呼ばれる理由をわかりやすく
Web広告市場の規模は拡大する一方ですが、それに比例してアドフラウド(広告詐欺)の被害も増大しています。

今回ご紹介するアドフラウドは、デジタル広告ネットワークの技術を使って広告費用をだまし取るものです。

昨今、広告業界で大きな問題となっています。

その被害額は年間で数百憶円以上と言われていますから、もしかしたらあなたもインターネット上で一度は目にしたことがあるかもしれません。

そこで今回はアドフラウドが不正広告と呼ばれる理由やアドフラウドが増えている背景、アドフラウドの事例や対策について見ていきます。

ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

アドフラウドはなんで不正広告と呼ばれるの?

先に端的にアドフラウドがなんで問題視されているのかをお伝えします。

アドフラウド無効なインプレッション(ネット広告が表示された回数)やクリックにより、広告効果を不正に水増しする広告だからです。

つまり、機械が広告を見ているだけなのに人が見ているように見せかけるものです。

実際に見込み客になると思われる人が広告を見ていないのですから、広告主は広告費用を払っても成果は得られませんよね。

広告費だって決して安くありませんし、真剣に集客を考えている人にとってアドフラウドによる問題は見逃すことの出来ないトラブルになります。

これが、アドフラウドが不正広告と呼ばれる理由です。

アドフラウドの事例は?

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アドフラウドはあまり聞きなれない言葉なので、正直いきなり目にしても分かりにくいかもしれませんね。

ここではアドフラウドの理解を進めるために、事例を挙げて説明します。

1ポッド(自動プログラム)

サイト運営者がポッドという自動で動くプログラムを広告に仕込むことによって、人が広告を見たように装う詐欺です。

あるページの広告が「サイト上に表示された」ことで広告料金をサイト運営者に払う仕組みになっていたとします。

そして、貴方がポッドが仕込まれた広告の掲載されたページを開くと、ポッドがそのページをリロードして新たに読み直します。

貴方が実際にページを見たのは1回だけですが、ポッドが勝手にリロードしたので、ページを見た回数は2回になってしまいます。

実際にそのページは何回も見られていないのにポットが勝手にリロードしてそのページが見られた回数を水増ししているのです。

ページが見られた回数が水増しされているということは、そのページに掲載されている広告が表示された回数も水増しされます。

 

広告主は人でなくポッドが見た回数分まで広告料を請求されてしまいます。

実際に払うべき広告料は1回分なのに、ボッドが見た分を合わせて倍の広告料を払うことになってしまうのです。

ここまでひどいと広告という目的が全く果たせていないことも大きな問題になります。

人が広告を見ているわけではないので、当然のことながら広告効果がはゼロです。

 

広告の依頼人はサイト運営者に広告料をだまし取られたことになるのです。

実際のボッドは、広告表示を1秒間に1回など何回も自動的にリロードします。

動画内の見えない領域に広告を載せて、1動画を見ている間に広告をどんどん切り替えて、1000回を超える広告を表示させたこともあるのです。

私達もボッドが仕込まれた広告を見ることで、知らないうちに広告詐欺に加担しているのですね。

当然のことながら、どの広告にボッドが仕込まれているか分からないので深刻な問題だと思います。

ご参考までに、その他の事例も紹介します。

2隠し広告

広告システム上は表示されていることになっているので課金されますが実際は人の目に触れていない広告のことです。

様々な手法があり、小さなインラインフレームの中に押し込めて表示したり透明な状態で表示したりピクセル状態で表示したりします。

3個人端末の乗っ取り

一般ユーザーのコンピュータやスマートフォンにウィルスなどのマルウェアを侵入させることで、自動的にブラウザを立ち上げて広告を表示します。

スマホではロック画面の状態でも、裏で広告が表示されていることさえあるのです。

広告の表示やクリックを一切行っていないのに、マルウェアが広告の表示やクリックを偽装していたケースもありました。

アドフラウドはなぜ増えているのか?

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アドフラウドが増えている背景には、デジタル広告の市場がこの20年間で120倍以上に拡大していることがあります。

RTB取引リアルタイムビディング)という複数の事業者を通じてリアルタイムに行われる広告の取引形態があり、デジタル広告を支えています。

その一方、複数の事業者が介在しているリアルタイム取引なので、アドフラウドなど検知されにくい犯罪が増えていると言われているのです。

アドフラウドを行うサイト運営者ってどんな事業者なの?

広告主から広告料をだまし取るサイト運営者には様々な反社会的な活動を行ってきた事業者もいます。

反社会的なメディアを運営する事業者、詐欺商材を販売する事業者、クレジットカード不正を行っている事業者なのです。

このような事業者が新たな収益源としてアドフラウドを行っています。

アドフラウド対策はどんなものがあるの?

広告主がアドフラウドから身を守る方法はアドフラウド対策をしっかり実施している広告システムを利用するか、アドフラウド対策サービス事業者のサービスを利用することです。

このようなアドフラウド対策サービスでは、大量のデータから不正を正確にブロック・検知できる計測ツールを提供します。

計測ツールが悪質と判断したサイトには広告を配信しないことが大切です。

シンプルな方法ですが、少しでも疑わしい業者が広告主であると思ったら利用しないのが無難ですし、前もって慎重に調べる必要がありますね。

アドフラウド対策とは?事例と不正広告と呼ばれる理由をわかりやすくまとめ

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今回はアドフラウドが不正広告と呼ばれる理由や増えている理由や事例や対策をお伝えしました。

日本では最終的な獲得件数を重視し、中間指標であるインプレッションやクリックが軽視されているためアドフラウド対策が遅れていました。

しかし、アドフラウド対策を実施することによって無駄な広告費を削減でき、広告効果の改善が見込まれるのでアドフラウド対策に本腰を入れる広告主が増えてきました。

アドフラウドは今度も増え続けることが想定されますから、アドフラウド対策の重要さは増大するハズです。

今回の記事も最後までよんでくださってありがとうございました。