心構え

タワマンの台風被害額は?武蔵小杉での停電や断水の予防策や対処法も

タワマンの台風被害額は?武蔵小杉での停電や断水の予防策や対処法も
2019年10月12日に伊豆半島に上陸した台風19号

当初の天気予報では、瞬間最大風速が60mと予測されていただけに、町中のホームセンターなどは、前日の11日はガラス対策のために養生テープやガムテープ・ビニールシートなどを求める客で、ごった返していました。

誰もが、天気予報をみて、風台風だろうと信じ切っていたことは明白です。

降雨の量の方には、気が回らなかった感じが否めない。

ニュース番組やテレビのテロップ・携帯電話からひっきりなし、危険警戒情報が発信されていた状況で、やっと雨台風だという事に気が付いた方も多かったはずです。

今回の台風19号は、いくつもの河川の決壊・氾濫などが、多く甚大な被害をもたらしています。

河川の決壊や氾濫が起きようとは、予想外だった方も多かったはずです。

 

特に今回注目を集めているのが、神奈川県川崎市の武蔵小杉駅周辺での浸水による被害の大きさが注目されています。

50年先の安心を買えるというキャッチフレーズもあったような気がする、タワーマンション。

災害に強いといわれていただけに、武蔵小杉駅周辺で浸水があった場所にある、タワーマンションが、停電・断水の被害に住民たちは、頭を抱えています。

浸水した地域にあったタワーマンションの被害がこれだけ大きくなったのには、何らかの原因があったはずです。

原因は、地下施設に集中していた配電盤や上下水道のポンプ類・排水処理するための処理システムが、浸水によって水に完全に浸かってしまったことで起きています。

タワーマンションで起きた、停電・断水を修復するためにどれだけの費用が掛かるのだろうか?

タワマンの台風被害で受けた被害額はどのくらいかかるのか!? 

タワマンの台風被害額は?武蔵小杉での停電や断水の予防策や対処法も1
台風19号の豪雨で、多摩川に下水が流すことができない状態になり、多摩川から離れた武蔵小杉駅周辺で、マンホールから逆流した水がタワーマンションを含む周辺住宅の床上浸水被害が報道されています。

災害に強いといわれていたタワーマンションが、この浸水被害で、地下の電源設備や上下水道設備が水浸しになり、停電と断水状態です。

トイレも使用禁止となっているので、トイレに行くにも、高層階に住んでいる方は、階段での移動となり、かなり過酷な物でしょう。

 

今回の浸水被害で、当初言われていた、被害総額は、4000万円です。

そんなにかかるの!?と思うでしょうが、配電盤や上下水道設備などは、全て交換しなければならない状態。

タワーマンションですから、配電盤や上下水道設備だけでも、全てが新品に置き換えなければならず、さらには、共有部分のチェックなどを行わなければなりません。

今回の台風の被害にあった、タワーマンションは、保険に入っており、電気設備や上下水道設備の浸水による被害は、保険の適用対象になっていたので、住民に被害額の分担金を徴収することはないのが、救いでしょう。

たまたま、被害にあったタワーマンションは、火災保険に入っていたおかげで、費用分担金を支払わなくて済みましたが、火災保険に加入していないタワーマンションも存在しています。

仮に、火災保険に加入していなかった場合には、全住民・全世帯で4000万円を分割して支払わなければならなくなってしまうのです。

災害に強かったはずなのに、浸水で壊れてしまった電気設備や上下水道設備の費用を、さらに支払わなければならないのは、身も蓋もありません。

タワマンで停電や断水した場合の対処方はあるの? 

タワマンの台風被害額は?武蔵小杉での停電や断水の予防策や対処法も2
台風19号の被害はまだ全容がわかっていないのが現状です。

報道やニュースなどを見ているとタワーマンションで停電や断水した場合の対象方法なんてあるの?と思ってしまいますよね。

特に高層階に住んでいる方の最大の問題点は、エレベーターが使えないことで、階段を上り下りするのは、かなり大変なことでしょう。

高齢の方が高層階に住んでいた場合には、どうしようもできないことは明らかです。

それに加えて、断水した場合には、飲み水の確保やトイレが使用できないなども問題となります。

水は大切ですからコンビニやスーパーで2リットルの水を大量に購入しても運ぶために高層階まで何リットルもの重さを抱えて登るのは重労働ですよね。

停電や断水による対処法は、台風の前日には、実家のお世話になったり、ビジネスホテルなどを利用するのが、いいでしょう。

ビジネスホテルを利用する場合には、火災保険に加入している場合には、保険を利用できるか、確認をしておいてください。

 

ただ、タワーマンションという事で、安心して避難しない方も当然多くなります。

 

エレベーターが動いている間に、飲み水や食料、簡易トイレなどを事前に用意しておくことです。

また、お風呂に水を張っておくことも大事です。

夜間電気が付かないために、足元が見えにくくなるので、懐中電灯などを用意しておくことも必要になります。

備えについては、確実に事前に用意しておくことが、第一条件です。

災害に強いといわれている、タワーマンションでも、浸水によって、これだけの被害が出るわけですから、人が作ったものですから、確実とは言い切れないことが実証されたことになります。

まず、タワーマンション自体が火災保険に入っているのかの確認

自宅の個別で火災保険に入っているかの確認。

停電や断水などが起きた場合に必要な備品を常備しておくことです。

これだけでは、足らないかもしれませんが、自分が必要だと思うものは、常に予備を用意しておくことが、対処法にもつながっていくのではないでしょうか。

タワマンの台風被害額は?武蔵小杉での停電や断水の予防策や対処法もまとめ

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タワーマンションの台風被害で受けた被害額や停電や断水した場合の対処について紹介してきました。

今回のタワーマンションの浸水で起きたトラブル事案ですが、これとよく似たケースを思い出した方もいるのではないでしょうか。

2011年3月11日に起きた東日本大震災による、福島第一原発の事故

このケースも、建屋本体の地下に、発電機や緊急電源システムなどが設備されていたので、津波によって、これらのシステムが動かなくなり、最悪のケースまで発展しています。

電気や排水などのシステムは、建物の地下に設置するのがいいのだと、感じるのは、安易な考えかもしれません。

人が作ったものは、自然の猛威の前にはどうにもならないことが、今回の台風19号のことでも立証されたのではないでしょうか。

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