ヤマトホールディングス株式会社は、2019年11月29日に、ヤマトグループ創業100周年を迎えます。
1年後に残っている会社は50%と言われますし、3年後には30%しか存続出来ない厳しいで世界での100周年は凄いことです。
ちなみに、5年後残れる企業割合は15%で、10年後には5%です。
もっと長期的な企業の存続のパーセンテージを調べると、20年後まで残る会社は0.3%しかありませんし、30年後にいたっては0.02%となります。
世の中にたくさん会社はありますが、創業100年という偉業を達成するのは本当に凄い会社なんです。
前置きが長くなりましたが、ヤマトグループはこれを期に、1991年に登場した「クロネコ・シロネコ」のキャラクターをリニューアルするそうです。
「ヤマトのクロネコのキャラクター」というと、黒猫が子猫を口にくわえているロゴを想い浮かべる方が多いでしょう。
ヤマト運輸のトラックにも描いてありますし、トレードマークですよね。
今回、変更になるのは、このロゴではありません。
ロゴは従来通り使用するそうです。
ヤマトの「クロネコ・シロネコ」のキャラクターは「クロネコメンバーズ」カードに印刷されていたり、ぬいぐるみとして使用されているものです。
ヤマトのロゴは、長年親しんでいるので、ロゴが変更にならなくて良かったなと個人的には思ってしまいました。
ロゴや、キャラクターが変更になると、少しの戸惑いと、寂しさが生まれますからね。
今回はヤマトの黒猫デザインが変更になったこと、企業がマスコットを変えるメリットについてご紹介します。
ヤマトの黒猫デザインが変更!
「クロネコ・シロネコ」のキャラクターは、28年ぶりにリニューアルされます。
今までの「クロネコ・シロネコ」のキャラクターは、クロネコは、にんまりと大きな口で笑っています。
シロネコは、頬や口が赤く、目元はブルーのアイシャドーに彩られ、メス猫であることが分かります。
制作した方は、アニメーターの堀口忠彦さんです。
少し絵柄が古く感じられ、子供が見たら、怖い印象をもつかもしれません。
子供の頃、アニメのキャラクターで、見た目が嫌だから嫌いなものがありました。
明確な理由はないけれど、何となく嫌だったことがあります。
ちなみに、ヤマトの子猫をくわえたロゴは、デザインを担当した社員の、6歳になる娘さんの絵から生まれたそうです。
子供の感性は、真っ直ぐで大人にはないものがあるのかもしれません。
新しい「クロネコ・シロネコ」のキャラクターは、絵本作家・イラストレーターの坂崎千春さんが制作しました。
JR東日本のSuicaのペンギンなどをデザインしている方です。
毎日のように目にする物に使われるキャラクターは、シンプルでオーソドックスなものが好まれるでしょう。
デザインを担当した坂崎千春さんは、
「シンプル・親しみやすい・調和」
を大事にして制作したそうです。
新しい「クロネコ・シロネコ」は、広告や販促グッズ、Webコンテンツや公式SNSアカウントなどに、利用されるそうです。
ヤマトの黒猫のように企業がマスコットを変えるメリットは?
そもそも、企業がマスコットを利用するメリットは何でしょうか。
・「親しみやすさ」、「楽しさ」などを視覚的に伝える
・他の会社との差別化ができる
・キャンペーン、イベントでの集客ができる
・サービスの理解度を上げることができる
・認知度が上がる
マスコットを利用することで、このようなメリットがあります。
「ひこにゃん」、「くまモン」など、マスコットが人気になると、宣伝効果や経済効果が大きくなることは証明されています。
企業のマスコットは、企業の顔になり、企業の信用を証明するものです。
企業がマスコットを変更するだけで、話題となります。
今回のヤマトのキャラクター変更でも、「可愛い」、「前の方が良い」など、議論になって話題となることもメリットです。
「子猫をくわえているロゴが変わらないならいい」
との意見がありました。
長年使っているロゴやマスコットは、消費者は意外と愛着をもっていることが分かります。
マスコットの絵柄を、時代に合ったものにすることによって、新しい、先進的なイメージに変えることができるのも、メリットでしょう。
子供にも親しまれるマスコットであれば、企業に対して親しみや、愛着がわくことになります。
認知度のあるキャラクターなら変えない方が良いのでは?という気持ちとは別に、既存の親しまれたキャラクターのデザインを変更するメリットも目的もあるようですね。
今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました^^
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