こんにちは!じんです。
今回の記事もいつもお世話になっている小説家の方に依頼してプロフィールについてをテーマに執筆してもらったので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。
下記から本編になります。
ブログやSNSを始めたんだけど誰も見てくれない!
一昔前なら、こういうのは女子高生のカワイらしい嘆き文句に過ぎなかった。
だがWEB上の自分がリアルな自分よりも人生に影響力を及ぼすようになった今、これは深刻な悩みの1つである。
WEB上の自己紹介はまずプロフィールで始まる。
そしてそれはビジネスマンにとっても名刺よりも大きな価値を持つ時代になっている。
そこで多くの人はプロフ作りのヒントを求めてWEBサーチしたり本を買ったりする。
だが大抵はその原則を機械的に応用するだけなので結果が出ずに壁にぶちあたる。
私自身、いくつかのプラットフォームで小説をアップしWEBライターとして仕事もしているのでプロフィールはとても大切にしている。
ここからはそんな私がプロフ作りで大切にすべき根本的なこと・心構えを解説してみたいと思う。
小手先のテクニックの前にマインドセットを学び、WEB上で活躍するための土台を作って欲しい。
誰もあなたを知ろうとしない!この世の冷たさを知ることが大切!
誰も赤の他人になんか用もないし関心すらも持っていない。
プロフィールを作る前の心構えとして、ここはおそらく最も大切なポイントだろう。
小説などあらゆる表現行為に関わるクリエイターたちにもこの認識は欠かせない。
一番ダメなのはすでに自分に興味津々の人たちに囲まれているようなイメージでプロフィールを書き始めることだ。
都会の雑踏で大勢の人が行きかう中、ひとりきりで立っているような状態。
あるいは5~6人しか客のいない広々としたステージに立っているような状態をイメージしてほしい。
そこで自分が何を発すれば人のこころを惹きつけるのだろうか。
そこを考え抜くのがプロフ作りの第一歩である。
そうすれば大抵、自分の中から最も大切にしている最もシンプルな言葉が出てくるものだ。
センスは才能ではなく経験で得られるものだ
ほとんどの場合、小説では最初の3行、映画では最初の5分が最も大切なパートである。
たとえどんな長編作品でもこの点は変わらないものだ。
ブログやSNSのプロフ作りでも同じだ。
最初の一文にこそ最大の時間と熱意を注がねばならない。
ここは最も難しいものなので、身近な人のリアクションも参考にしたらいいだろう。
そこはセンスなので難しいと思う人もいるだろう。
しかしそれは天賦の才能ではない。
誰でも自己発信や表現行為を続けていると、自然とどうやれば人を惹き付けられるのかという感性が磨かれてゆく。
つまりは経験がセンスを育むのだ。
本でスキルを学ぶよりも経験を重ねることの方が大切なのである。
センスの点で限界を感じたら、とにかくWEB上で自己発信を続けて生きた経験値を稼ぐしかないだろう。
簡潔に戦略的に、そして真実を語ること
世の中の誰もが赤の他人のあなたのために割く時間は持ち合わせていない。
ここも覚えておくべきことだ。
そのためWEB上のプロフィールであればせいぜい読み始めて10秒ほどの間に人を惹きつけるメッセージを書かねばならない。
場合によっては一瞬の勝負になるかもしれないのだ。
良いことなのかどうか分からないが、私はプロフィール欄で小説家なのに読書家ではないということ、そして小説を全然読まない人を振り向かせる小説を書きたいという点を簡潔にアピールしている。
今の時代、小説を読まない人の方が圧倒的に多いので戦略的にも効果的なメッセージではないだろうか。
しかしそれよりも大切なのはそこに嘘がないということだ。
少なくとも私にとってそれは真実である。
おそらく私の小説を読めば多くの人が良くも悪くも「あ、こういう小説もあるんだ」と思ってくれる自信はある。
いくら戦略的に練られたメッセージでもそれが嘘だとバレれば多くの人は裏切られたように感じるだろう。
簡潔で戦略的、そして自らの真実を告げるメッセージこそが最強なのだ。
顔写真の公開を控える理由など、ほとんどどこにもない
顔写真など、個人情報をどこまで出すべきかで悩む人も多いだろう。
私は顔の自信の有無に関わらず顔写真は出すべきだと思う。
顔写真があって「早稲田大学出身」と書くのと顔写真がなくてそう書くのとでは履歴情報の価値は大きく違ってくる。
顔写真の掲載は見ず知らずの他人から一定の信用を得るための最も手っ取り早い手段だろう。
他人の顔写真を流用してもGoogle画像にドラッグインすれば使いまわしかどうかはすぐに分かる。
それが出来ないように巧妙に加工している画像は最初から怪しいと見ればいい。
よっぽど大きな炎上騒ぎでも起こさない限り、個人情報があなたへの攻撃材料になることはないといえる。
例えばAV女優はセックスという究極の個人情報を世の中にさらしている。
だが売れっ子のAV女優でも引退すればすぐに世間から忘れられるものだ。
ネット上に動画はずっと残り続けるが、それで個人が特定されて私生活が脅かされるようなことはほとんど起こらないだろう。
週刊誌に追いかけられる芸能人にでもならない限り、個人情報の流出は問題視する必要はないはずだ。
それよりも顔写真などのある程度の個人情報の提供は、多くの場合、WEB上のコミュニケーションの枠組みを広げ、あなたの人生にチャンスを与えうるものだ。
いずれにせよ赤の他人はほとんどの場合あなた個人に関心は示さない。
たとえ興味をもたれてもよっぽど何か問題がなければ、それは数日間のうちに消えるだろう。
WEB上の赤の他人同士の関係性とは浮かんでは消える泡のようなものなのだ。
ブロガーの根本的なインセンティブとは何か
ブログの世界では、記事内容の価値が1だとするとタイトルは100や200くらいの価値があるとはよく言われることだ。
プロフィールはおそらく50くらいになるだろう。
Googleの検索に引っかからなければそのWEBサイトは存在しないも同然である以上、それは事実である。
しかし、それは飽くまでPV数稼ぎという金儲け・経済的な視点による価値付けに過ぎない。
ブロガーの根本的なインセンティブとして見れば、PV数や「いいね」の数などは価値が低い。
私は映画サイトで映画評を書いているが、PV数上位ランクに自分の記事が入っているとやはり嬉しいものだ。
だが、それより気になるのはサイトの滞在時間である。
PV数よりもその時間が長い方がインセンティブとして大きい。
それが次に向かう原動力になる。
またいい記事を書いてみたいと心の底から思えるようになるのだ。
なぜなら長く読んでくれる人は私の記事からこころに響く何かを感じてくれていると思えるからだ。
それはもしかすれば彼らの人生にもいい影響を与えるのかもしれない。
WEB上では人はタイトル・内容・プロフィールの順序でそのサイトを判断するだろう。
なのでタイトルやプロフィールも大切だ。
だが、人を本当の意味で満足させるものは、自分のやったことが赤の他人からも認められたと実感したときに生じるものである。
これはどんな仕事にも通じるものである。
WEB時代になっても、ここだけはいつまでも変わらない真実ではないだろうか。
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