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求人広告が無料?人手不足の深刻化で新手詐欺の被害が激増?対策や心構えは?

求人広告が無料?人手不足の深刻化で新手詐欺の被害が激増?対策や心構えは?
詐欺師に、「あなたは詐欺師ですか

とたずねて、「はい、そうです」と答えることはないですよね。

息子『オレオレ』

親「オレオレ詐欺の人?」

息子『そう』(詐欺の側は絶対そうとは言わない)

Twitterより

母親がオレオレ詐欺にひっからないように親子で決めてある合言葉が、「私は詐欺ですよ」なのだそうです。

まあ、息子の声がわからんかということですが、とっさの判断、むずかしいようですね。

息子の気配も感じられなくなるほど心配する親心の弱みにつけこむ犯人のなんと見苦しいこと。

もはや詐欺師のお家芸になったオレオレ詐欺だけではなく、さらに人の弱みに付け込んだ新種の詐欺が、次々と現れています。

 

今回お伝えしたいのは、最近よく耳にする詐欺についての報道です。

それも人手不足に困る経営者に「3週間無料ですから、求人広告出しませんか』と勧誘し、1カ月後に30数万円を請求するというものがあります。

僕は求人に関わるお仕事を良くいただいてますので、この手の詐欺に引っかかる経営者さんの深刻な悩みも分かりますし、その悩みにつけ込むやり方には思うことがあり記事にしました。

ぜひ、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

無料求人広告掲載のトラブルが増えています

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この無料ですよ詐欺」(仮名)は、明日の営業もあぶないほどの人手不足に困りきった、小さな会社や飲食店などがターゲットにしていることが多いようです。

ひっかかりやすい状況、つまり苦しんでいる状況にあることを見込んで、無料という甘いオファーを投げてくるのですね。

場合によってはかなり強引なオファーで断固として入金させたのち、雲隠れしてしまう犯人もあるとのことで、確信犯です。

けれども、冒頭の会話にあるように「詐欺ですか」ときいて、「詐欺です」とは言いません。

請求に抗議しても「3週間は無料だったでしょ。解約期限が切れてるでしょ。キャンセルの連絡してないですよね」という、小さな小さな約款に無料期間や、自動的に契約が更新されてしまう事実を伝えずに、詐欺師の正義を振り回され、らちが明かなくなります。

厳密に言えば、詐欺師ではなく、あこぎな商売をしているだけなのかもしれませんが、やっていることは人を騙しているので詐欺に近いです。

そして、よくある無料をうたう求人広告の電話営業とのやり取りとして、

「キャンセルする必要があるなんて、聞いてません」

「いやいや、書いてあるでしょ。読まないあなたが悪いでしょ」

たしかに「無料キャンペーン期間が終わったあとは、解約しない限り、自動的に本契約に移行する」旨が、申込書に小さく記されているのです。

おおよそ、売り手側にだけメリットのあるこういう言葉、目立たなくて小さいですよね。

弁護士によると、契約内容の把握に錯誤(かんちがい)があった場合は、契約を無効にできるのだそうです。

こちらにもある正当性はしっかりと主張しないと、泣き寝入りになることもありますし、一番良いのは事前に電話営業などでコンタクトを取ってきた会社を徹底的に調べることですが、後手に回ってもすぐには諦めないようにしたいですね。

人手不足問題はなぜ経営者を焦らせて詐欺の被害に?

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そもそも、なぜ、そのような無料求人広告掲載にまつわる詐欺が存在するのでしょうか。

経営者にとって、明日一日の営業ができなければ、その日の収入は途絶えますね。

たとえば、外国からの観光客が増え、宿泊予約が多くなって好景気に見える宿泊業の場合、客数に見合った人手がなければ、接客の質が低下するでしょう。

 

また、飲食店で、コックや、ウエイターが足りなければ、多くの客を待たせることになり、店の評判は落ちます。

どちらも、人手不足の程度によっては、営業することもできなくなり、不定期の休業が、信用を失う種になるかもしれません

SNSなどで悪評が広がると、あっという間に経営不振を招くこともあるでしょう。

けれども、仕入れ代、既存の人件費、家賃や、借金の返済などは支払う必要があるので、焦げ付きはふくれ、人手不足をきっかけとして倒産に至ることも予想されます。

 

こういった例を考えるだけでも、人手不足に悩む経営者の方が、夜も眠れないような切羽詰まった気持ちで、かの「無料で求人広告」のお誘いに乗ってしまうのも無理はないと想像できるでしょう。

無料求人広告掲載という形の詐欺被害が増える背景

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もとより、犯罪情報や、特殊詐欺の危険などにあまり詳しくない人がねらい撃ちにされているのですから、勧誘する詐欺師にとっては、人手不足に悩む経営者の存在はころっとだまされてくれる相手であることに違いありません。

多くの詐欺被害者は、日常的には冷静で、自分は詐欺にかかることなどないとお考えの人が多いです。

中には、被害にあった他人の話を、どこかフィクションの話のように笑い飛ばしていたかもしれません。

けれども、切羽詰まった状況で家族や社員・店員を守るために、目の前の親切もどきの無料求人広告掲載詐欺にすがってしまい、ことの進展に気づいてアタフタすることになっているのです。

けっしてひっかる方が悪いと言っているのではありません。

けれども、自分は大丈夫と思い込まず、横行する犯罪情報を少しでも集めたり、防備する必要は知っておいていただきたいと思います。

求人広告が無料?人手不足の深刻化で新手詐欺の被害が激増?対策や心構えは?まとめ

無料求人広告掲載詐欺は、次々のような特徴があります。

○被害者は人手不足にひっ迫している小規模経営者がターゲットにされることが多い

○「3週間無料掲載・一切タダ」かのように勧誘し、自動更新や自動的に本契約に移行することは書面を見るようにとしか言われない。

○無料キャンペーン期間後、解約しない限り、自動的に有料になり入金を要求される

○自動有料化については、小さく表記されている

詐欺をはかる人種が、まちがいなく悪いです。

騙される方が悪いなんて、詐欺師の部類の人しか言いません。

詐欺師の人たちも、その悪がしこい頭脳、ほかのことに使えば、詐欺なんかしなくてもけっこう出世できるんじゃないのと思えてなりません。

ですが、実際に働いているのは悪事ですから、人材の確保する難しさを実感しているのであれば、騙されるないように警戒心や予防の術は知っておいて決してそんではありません。

今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました^^

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