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小西洋之議員の炎上と法的措置で見る政治家の本質!批判精神と自浄作用も

小西洋之議員の炎上と法的措置で見る政治家の本質!批判精神と自浄作用も
元民主党の参議院議員・小西 洋之(ひろゆき)がネット上で炎上騒ぎを起こしている。

きっかけは国会審議中に、小西議員が安倍総理を痛烈に批判した文句の中で、その要となる人名を言い間違えたことだった。

それはネット上の匿名投稿で判明したのだが、小西議員はそれを名誉毀損で訴えると言い始めた。

このトンデモ反撃によって、ネット上が炎上することになったのだ。

一見すると何でもないよくあるバカげた出来事のようでもある。

しかしこういう火花が散ることは、私たちにとって政治や文化についての理解を深めさせることにもなる。

政治・炎上、そして人間の品格について少し考えたい。

小西洋之議員のとても恥ずかしいブーメラン現象

小西洋之議員の炎上と法的措置で見る政治家の本質!批判精神と自浄作用も1
小西議員の言い間違えは、おそらく人が言い間違えるのに最も恥ずかしい状況で出たものだといえる。

彼は国会質問で安倍首相に対し、高橋和之という憲法学者を知っているかどうか尋ねた。

そのときにその名前を高橋“カズヒロ”と言い間違えた。(正解はカズユキ)

それだけであればほとんど問題はない。

だが小西議員がその質問をしたのは、安倍首相がいかに憲法に無知であるかを知らしめるためのことだった。

 

首相が知らないことを告げると、小西議員は「ええっ!憲法を学ぶ学生なら誰でも知ってますよ!」とさらに攻めたそうだ。

相手を辱めようとしたら自分が恥をさらすことになった。

まさに自らの汚点が戻ってきたブーメラン現象である。

さらに小西議員は後に、この前の質問で安倍首相が別の有名な憲法学者の名前を知らなかったことに驚いたことが言い間違えにつながったと弁解した。

まさに恥の上塗りである。

言い間違えた上に言い逃れをする

ここまでくると人格までが疑われるようになってくるだろう。

小西洋之議員の発言から見る政治家と有識者の混同

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そもそもこの言い間違いは些細なことであり、普通ならすぐに誤りを認めるだろう。

小西議員がそうしなかったのは、自分は僅かなミスもしない人間だという思い上がりがあったからではないか。

つまりそれは過剰なプライド・ごう慢である。

ほとんどすべての問題や罪はここから発生するものだ。

 

また知識の欠如を大々的にアピールして人の無能さを暴こうとするやり方自体もバカげている。

特に人名はどの学問でもその本質には関わらないものである。

ある有名な人を知らなかったというだけで、その人がその分野について何も知らないというのは暴論である。

何より有能な政治家が有識者である必要はほとんどない

政治家の本分は庶民と富裕層の間の利害調整にある

いわばケンカの仲裁役である。

そんなリアルな戦いの場で知識や教養が一体どれくらい役に立つのだろう。

小西議員の安倍首相追及は何から何まで的外れだったといえる。

小西洋之議員が炎上という民主主義のチェック機能

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この騒動で最も驚くことはやはり小西議員が名誉毀損を持ち出したことである。

もちろん国会議員へのネット上での些細なツッコミが違法になれば、日本の民主主義の土台は崩れる

小西議員もちょっとした脅しのつもりだったのだろう。

だが、それは明らかな過剰反応であり、ネット上の炎上の最たるキッカケになるものだ。

 

炎上弁護士として知られる唐澤貴洋もまた最初の些細なネット上のからかい文句に過剰反応して史上最大とも言われる炎上騒ぎを起こした。

考えれば炎上とは一国の文化における立派な自浄作用だといえる。

もちろん炎上にも負の側面はある。

弱者たたきや有名人への妬みなど陰湿なイジメに通ずるものがある。

しかし多くの場合、有名人・社会的な影響力を持つインフルエンサーへのチェック機能を果たしている。

炎上を起こす名もなき庶民は、無意識的にせよ有名人の中でインフルエンサーにふさわしくない人を探し出して公然と燃やそうとしているのだ。

それは『週刊文春』などのゴシップ記事にもいえる。

それらは大衆文化ながら世論調査や国政選挙と同レベルで民主主義の大切なチェック機能を果たしているといえる。

小西洋之議員の批判が明らかにする人の本性

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炎上させる名もなき庶民の多くは物事に懐疑的だ

そのため批判・非難・悪口が上手である。

一方で日本に文化的に欠けている最たるものは批判精神だ。

マスコミにおいては政治にもスポーツにも映画にも率直に批判しようとするクリティックは皆無だといえる。

 

率直な批判が飛び交うネットの世界は、その日本文化の最たる弱点を埋めるために大きな役割を果たしているといえる。

多くの場合、批判をぶつけない限り、物事は改善しないし人の本性も分からないものだ。

 

話を戻すと小西ひろゆき議員がネットで炎上することで、この1国会議員の本性が多くの国民に届くことになった。

自分のミスに言い逃れをし、脅しだとしても過剰な報復に出た。

すべてはごう慢の成せるわざだ。

だが小西議員はここで終わったわけではない。

 

先の唐澤貴洋弁護士は史上最大の炎上を乗り越え、炎上弁護士として大復活。

炎上対策のエキスパートとして数多くの案件を扱い、一方で炎上のダークサイドに落ちた人たちを救う人道活動まで始めた。

1つの巨大な炎上がまさに自浄作用となって1人の弁護士を大きく成長させたのである。

小西議員は果たして炎上後にどんな未来を迎えるのだろうか。